tonaka1’s diary

65歳でリタイア。散歩、グルメ、写真と自由気ままな生活をご紹介します

虹の彼方へおじ散歩 ~  目指せ健康体! しかし新橋は飲兵衛の聖地でも・・ ~

 満足なランチでエネルギーも充分補填できた。 さあ、おじ散歩の後半戦に出掛けよう。

昼一番に訪れたところは『芝大神宮』だ。

ここは東京都の中心にありながら、1000年の歴史を持つ由緒ある神社。

 

芝大神宮

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ここに祀られているのは伊勢神宮の『天照大神』と『豊受大御神』であり、そのため昔から『関東のお伊勢様』という愛称で人々から愛されてきた。

現在は縁結びのご利益がとくに有名で女性に大人気のパワースポットとなっている。

 

ここには「強運御守」という、知る人ぞ知る御守りがある。 

読み方は「ごううん」とよみ「強運よりさらに強い運が授かる」そうだ。

とてつもない凄いパワーをもたらす御守りとして人気があるらしい。

 

またここは宝くじ発祥の地とも言われており、宝くじファンの巡礼地にもなっている。

 

この様に様々なご利益をもたらす神社なので是非一度参拝される事をお勧めする。

無信仰な私が言っても重みが全くなく、薄っぺらな進言になってしまっているとは思うのだが・・・・・。

 

イタリア街

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芝大神宮を後にして訪れたのは『イタリア街』である。

ここは新橋駅から徒歩10分程度の所にある『汐留シオサイト』の一画だ。

汐留シオサイト日本テレビが入居するオフィスビルや商業施設、それにマンションなどが立ち並ぶ。

その5区に該当するのが汐留イタリア街なのだ。

 

その名の通りイタリアをイメージしてつくられたこの街は、日本にいる事やましてや新橋に近い事などを忘れさせてしまう様な雰囲気を醸し出している。

 

カラフルな建物、ヨーロッパをイメージした石畳、お洒落なお店などフォトジェニックな街はデートにピッタリだろう。

特にライトアップされる夜はガラリと街並みが変わり、ロマンチックな雰囲気にあふれるのではないだろうか。

是非一度夜に訪れたいものだ。

見目麗しきレディを伴っての訪問ともなれば、お洒落なイタリアンを予約するのだが・・・・・・。

 

そんな妄想を抱きながら次の訪問先を目指す。

そこは老舗のお店だ。

 

新正堂

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そのお店は『新正堂』である。 環状二号線の中、この辺りは通称新虎通りと呼ばれている。 その国道沿いに建つお店。 新橋の地で大正元年の創業だ。

新橋の「新」、大正の「正」をとって新正堂という店名が誕生したそうである。

ここは和菓子のお店であり、この店を有名にしたのは何と言っても「切腹最中」という商品。

 

切腹最中はこの新生堂の建っている場所が忠臣蔵浅野内匠頭切腹をした田村屋敷跡である事から、それをイメージしてつくられたもの。

たっぷりの餡の中にはお餅のような柔らかい求肥が入っており、食べ応えのある一品となっている。

 

切腹最中という名前がサラリーマンに受け、謝罪時の手土産として人気が広まったのだ。 いわゆる切腹覚悟の謝罪というところだろうか・・・。

今では全国的に有名になり、通販で日本全国どこでも手に入いるようになった。

 

新橋に戻る途中にある桜田公園のベンチに腰掛けていただく事にする。

サクサクの衣の中から上品な甘さの餡が顔を覗かせる。

餡の中の求肥も程よい甘さがあり、食べ応えも充分。

名前先行だけの商品でなく、美味しさも備わった逸品だった。

 

おやつをいただいた後、この日最後の訪問先へお邪魔する。

『烏森神社』だ。

 

烏森神社

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烏森神社は新橋駅前の居酒屋街の裏路地に静かにたたずむ。

周りは全て居酒屋だ。

参道にももちろん焼き鳥屋などの居酒屋が並んでいる。 ここは飲兵衛の聖地の守り神だろう。

 

この神社で特筆すべきは「御朱印」がカラフルで特徴がある事。 期間限定の御朱印が授与される時期には整理券が配布されるほど人気がある。

御朱印マニアには有名な神社だ。

ここを参拝し本日のおじ散歩は終了となった。

 

ただここはサラリーマンの街、呑兵衛の聖地である。

最後の〆を省く訳にはいかない。

という事で今回のおじ散歩の〆を『おまけ』として付け加える。

 

立呑処へそ新橋本店

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〆の場所に選んだ店は『立呑処 へそ新橋本店』 である。

地下1階を選べばそこは座って飲める『座呑処 へそ』であるが、『へそ』は立ち飲みが本来の姿。

立ち飲みでないと『へそ』に来た気がしないので1階の立ち飲みに入店する。

 

ここは11時半のオープンから18時まではサービスタイム。

飲み物がお安くいただける。

 

 

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まずは「生ビール」 @290 を注文。

一人乾杯である。 喉越し良くビールが流れ込む。 散歩で疲れた体に染み渡っていく。 美味い!

 

肴は軽いものでいい。  ここまでランチとおやつをいただきお腹は結構満たされている。

 

 

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注文は「ニラ卵」 @280 にした。

玉子は半熟の部分とまだ生の黄身の部分がある。 この生の黄身の部分が「ニラ玉」でなく「ニラ卵」たる所以だろうか?

まろやかな玉子とシャキシャキ感の残るニラとのハーモニーが心地いい。

 

お酒は2杯目に移行する。

 

 

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「チューハイ」 @180 である。 シュワシュワ感が溢れ爽やかさを感じる飲み物。

 

今は平日の昼間なので客はほとんどおらず、テレビの音声だけが店内にBGMのように流れている。

静かに時が流れる中で肴をつまみながらジョッキを傾ける。

ほっと落ち着く何事にも変えられない時間である。

本日のささやかなおまけであり、ご褒美だろう。

 

新橋から御成門に向かい、又新橋に戻った名所めぐりは楽しいものだった。

約16000歩の小さな旅。

しかしながら新橋が持つもう一つの顔「呑兵衛の聖地」でのこのささやかなおまけがひょとしたら私にとって本日の主役だったのかもしれない。