tonaka1’s diary

65歳でリタイア。散歩、グルメ、写真と自由気ままな生活をご紹介します

虹の彼方へおじ散歩 ~ 赤羽編 (ほろ酔い気分で「赤水門」) ~

昭和の香りが残る『桐ヶ丘団地』を散策した後、再びJR赤羽駅まで戻ってきた。

2時間弱の散歩は歴史を振り返るプチ旅行だった様な気がする。

楽しく充実した時間が過ごせた。

 

これから赤羽駅東口を起点に、荒川の河川敷から「赤水門」へ向かう事にする。

 

ただ時計は13時とお昼過ぎを指している。 しかしまだ「昼ご飯」を食べてない。 ここは腹ごしらえをしてからだろう。

駅前の『赤羽一番街』でお店を捜す事にした。 

赤羽は飲兵衛の聖地で有り数多くの居酒屋が立ち並ぶ。 赤羽一番街はそんな赤羽を代表する飲み屋街だ。

 

その中から「昼飲みのお店」として選んだのは『海鮮炉端 魚友 赤羽本店』。

 

この後、散歩の続きがあるのにお酒はなしでしょ!・・・と思われた方もいらっしゃるのではなかろうか?

しかしながらノープロブレムである!!  本気飲みはしないつもりだし、このメンバーならこうなるのがいつもの成り行きなのだ。 これは仕方がない・・・。

少しぐらいアルコールが入っても散歩に支障はない。 それどころかエンジン全開になる事間違いなし!

 

早速入店しよう。

 

海鮮炉端 魚友

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コロナ対策を考え店外のテーブル席にしようと思ったのだが、店内がすいているのを確認し店内の席を選択した。

このお店は店名からもわかる様に魚介類をメインにした居酒屋である。

美味しい魚でお酒が楽しめそうだ。

 

キンミヤ焼酎

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いきなりの焼酎ボトルである。 関東の居酒屋では定番の「キンミヤ焼酎」。

私はいつも通り炭酸割だ。 他の2名は水割りでいく模様。

それぞれが好きなようにやればいい。

 

でもボトルでスタートは本気飲みであり、散歩の続きがなくなるのでは・・? 

 

ボトルをもう一本追加するような事になればそうなるかもしれないが、追加はしないかと・・・・。

だから散歩の続きはまず大丈夫である。  いや大丈夫だと思う。  ん~ん、おそらく大丈夫ではなかろうか・・・・・・。

 

しばらくは突き出しで焼酎を楽しむ。  焼酎を1杯あけたところで(1本ではない!あくまで1杯である!)注文の料理が到着した。

「刺身3点盛」だ。

 

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刺身そのものの味を楽しむため「塩」が付いている。 もちろん山葵や山葵醤油でいただいてもいい。

早速「蛸刺し」を塩でいただく。

蛸の食感を感じた後旨味が拡がっていく。  美味い!

 

伊佐木は王道の山葵醤油でいただいた。

醤油の旨味と山葵のアクセントが伊佐木を包み込みその美味さに酔いしれる。

お酒にもよくあう。

 

続いて登場の料理は「伴助ほっけの半身焼」。

まるまると太った美味しそうなほっけだ。

 

伴助ほっけの半身焼

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ほっけはホクホクに焼かれていて、箸を入れると簡単に身がほぐれる。

塩加減もよく脂ののりも充分。 干物にする事によって旨味が凝縮されているようだ。

久しぶりに美味い干物にありつけた。

さすが干物の高級ブランド『銀座伴助』のものだけある。

 

居酒屋の定番メニューもいただこう。

「牛すじ煮込み」だ。

 

牛すじ煮込み

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よく煮込まれた牛筋は口の中で蕩けていく。

具材の旨味が滲みでた出汁が美味いのは当然である。

 

居酒屋では必ず頼むこのメニュー、牛すじや玉子などの食材を楽しむのは言うまでもないが、美味ければ出汁も残すことなくいただく事にしている。. 

このお店の出汁は少し甘めが強いが、酒の肴としては打ってつけなのでもちろんいただいた。

 

この他にも「出汁巻き玉子」や「ポテトサラダ」などを肴にし楽しい酒宴は続いた。

しかしながら何事にも終わりはある。 焼酎のボトルが空いてしまったのだ。

 

さあどうする!?

 

後ろ髪が引かれる思いではあるが、予定通りこれにてお開きにする事にした。

 会計は一人約2000円と格安。

やはり赤羽は酒飲みに優しい飲兵衛の聖地のようだ。

 

さあ、ほろ酔い気分で散歩の続きに出よう。

荒川の堤防を目指して住宅街をいく。 風が心地いい。

 

その住宅街の中で荒川河川敷を利用する方々のために建てられたようなお店2店舗に出くわした。

 

最初の1店舗は『アエルコーヒーストップ』。

 

RーFACTORY & アエルコーヒーストップ

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アエルコーヒーストップ』はお洒落なカフェ。

 近隣の方の利用はもちろん、荒川の河川敷を楽しむ人々のための休憩所にもなっている。

写真は隣接されたサイクルショップ『R-FACTORY』で、カフェを利用する方の駐輪も可能なのだ。

今から目指す『旧岩淵水門』はサイクリストの聖地で有り、ここはサイクリングを愉しむ人達の憩いの場でもある。

 土曜、日曜日は河川敷でサイクリングやランニング、そして散歩や行楽を楽しむ人達で常に満席になるらしい。

 

そしてもう1店舗は『テルメ末広』という銭湯である。

 

テルメ末広

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ここは「露天風呂」や「ジャグジー」、「サウナ」なども併設された本格的な銭湯である。

地域の銭湯でもあるが、やはりここも河川敷を利用する方々の拠点になっている。

例えば河川敷でランニングを楽しむ方はその旨を銭湯に伝えると営業時間前から荷物を預かっていただけるのだ。

ランニングを楽しんだ後は銭湯で疲れた体が癒せるのである。

ランニングをする人だけでなく河川敷を利用する方々も様々な使い方をしているのではないだろうか。

 

荒川の横を流れる新河岸川を渡り荒川の土手に出た。

目的地はすぐそこだ。

 

荒川河川敷

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河川敷には行楽を楽しむ家族連れが数多くいる。

小さな子供たちの歓声が心地よく聞こえてくる。 楽しそうだ。

桜の木々にはまだ蕾一つないが、あと2週間もすれば満開の桜が荘厳で優しい風景を形作るのだろう。

その時に再度訪れたいものだ。

 

『旧岩淵水門』、いわゆる『赤水門』が見えてきた。

大正時代に作られた旧岩淵水門は、『荒ぶる川』という名のとおり氾濫を繰り返した『荒川』から荒川下流域の人々を守ってきたのだ。

 

旧岩淵水門

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現在はこの赤水門より約300m下流に昭和57年に作られた新岩淵水門、通称『青水門』がその役割を果たすようになり、赤水門は役割を終えた。

現在は近代化産業遺産としてその姿をとどめ、荒川河川敷を訪れる人々の憩いの場になっている。

 

イクラーの聖地

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前述したようにここ赤水門はサイクラーの聖地となっている。

この日も数多くの自転車が駐輪されていた。

スポーツサイクルに交じってママチャリがちょこんとあるのが何とも微笑ましい。

 

目的地の旧岩淵水門に到着する頃にはすっかり酔いも冷めていた。

心地よい日差しもそろそろ夕日に変わる頃である。

JR赤羽駅に到着すればこの日の『おじ散歩』は終了だ。

赤水門に別れを告げよう。

 

桐ヶ丘団地』と『旧岩淵水門』を目指した『おじ散歩』は2万歩を超えるものとなった。

疲れた体を癒すために『テルメ末広』に寄りたいところだが、喉を潤す方が優先順位が上なので『赤羽一番街』を目指す事にしよう。

 

 

虹の彼方へおじ散歩 ~ 赤羽編 (軍用列車の後を追いかけて) ~

日毎に暖かさが増してくる。

もう春がそこまで忍び寄っている。 ほどなくしたら桜便りも届き始めるだろう。

待ちに待った季節の到来だ。

 

この日も日光が燦燦と降り注いでいた。  絶好の散歩日和。

北区赤羽駅を起点に「おじ散歩」に出掛けよう。

 

JR赤羽駅

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この日の目的地は『桐ヶ丘団地』。

ここは昭和の香りが残る大団地群。 赤羽駅より15分程度歩いた所にあり、日本における集合住宅の生き証人といっても過言ではない。

ここで歴史を感じる散歩を楽しみたい。

 

さあ桐ヶ丘団地を目指して進んでいこう。

赤羽駅西口を川口方面へ高架下沿いに歩んでいく。 しばらくすると線路は小高い丘に作られたトンネルの中に入っていく。

その丘の上には神社が荘厳な姿を見せている。 JRの線路の上という珍しい立地条件に建つ神社。 それは『赤羽八幡神社』。

 

ここは昨年の10月に参拝しているので今回は訪問しない。

ただ参考までにその時の姿をあげておきたい。

 

赤羽八幡神社

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この神社は線路わきの階段を56段あがった高台にある。  約1200年の歴史を持つ由緒ある古社。

しかしながら歴史があるだけではない。

ここは通称「エイト神社」とも呼ばれアイドルグループ「関ジャニ∞」のファンの聖地としても知られているのだ。

 

先程JRの線路の上に立つ神社と述べたが、正しくは神社の下を新幹線が初めて通ったというべきだろう。

 

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そして日本で唯一新幹線の上に鎮座する神社と言った方がわかりやすいかもしれない。 

新幹線がまるで鳥居の中を通過するかのように見えるのでその瞬間を見逃さないでほしい。

 

色々な話題を持つ神社なので機会があれば参拝されたし・・・。

 

この赤羽神社を背にして西方向に進んでいくと遊歩道の入り口にたどり着く。

ここから細長く伸びているのは『赤羽緑道公園』である。

 

北区赤羽には戦時中数多くの軍の施設が建てられていた。 そして軍用施設から物資を運ぶため赤羽駅の貨物線に連結する列車の引き込み線が施設から赤羽駅まで張り巡らされていたそうだ。

その軍用列車の引き込み線の跡地を利用して作られた公園が『赤羽緑道公園』である。

 

赤羽緑道公園

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 公園が細長いのはそのためで、歩道には引き込み線の面影を残すためレールに見立てたタイル絵などのデザインがなされている。

 

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緑道の脇には数多くの木々が植えられ、鳥たちの憩いの場となっている。

そこを進んでいくと赤羽保健所通りを渡る橋が見えてくる。

この橋にも列車にちなんだ車輪のデザインが施されている。

 

これらから赤羽緑道公園の生い立ちがわかるのだが、残念ながらこの公園の由来を示す説明がなされたものは一切ない。

出来れば作ってほしいものである。

 

公園でくつろぐのはこの緑道の主!?

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公園の木々の下でくつろぐ猫達に出くわした。

カメラを向けても微動だにしない。  人に慣れているようだ。

 

吾輩は猫である。名前はまだない。どこで生まれたかとんと見当はつかぬ。 しかしこの緑道が現在の我が家。日の当たるこの場所はその中でも吾輩が最もくつろげる一等地。 この緑道の一見さんと思しきお前さんが立ち寄るにはまだまだ早い!!」

・・・・とでもおっしゃりたいのだろうか?

 

赤羽緑道公園の主に敬意を表しここは静かに引き下がる事にする。

目的地の桐ヶ丘団地はすぐそこだ。

 

このままこの緑道を進めば『赤羽自然観察公園』に続いていくのだがこの日の目的地はあくまで桐ヶ丘団地。

赤羽緑道公園を途中で抜けだし車道を渡る。

 

桐ヶ丘団地に到着した。

 

桐ヶ丘団地

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ここ桐ヶ丘団地は戦時中に陸軍の火薬庫として使用されていた跡地に作られたもの。

昭和29年頃から建設が始まったらしい。

もう66年が経つ。 私と同い年である。 昭和の香りが色濃く漂っている。

 

そう言えば令和の今でも私からは昭和の香りがするらしい。

加齢臭?・・ ではないと信じてはいるのだが・・・・・。

この段はするりと読み流しされたし。

 

ここは現在は寂れた古い団地群だが、出来た当時はモダンな建物でさぞかし賑わっていたことだろう。

栄枯盛衰、色々な出来事を吸収したその姿には愛おしささえ感じる。

いや、昭和という時代の懐かしさに浸っているのかもしれない・・・。

 

窓の外から部屋の状況をうかがうと、半数程度しか生活感がみえてこない。

半数は空き家だと推察される。

 

この団地群は既に何棟も建て替えが進んでおり、新しい棟では新たな生活が始まっている。

 

桐ヶ丘団地新棟

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この棟も最近建て替えられたばかりである。

もうすぐ入居が始まるのだろう。

 

全てを建て替えるのでなく、出来れば昭和遺産として何棟か残して欲しいものだ。

 

もう少し団地を見てみよう。

 

桐ヶ丘団地中央棟商店街

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桐ヶ丘団地の中央棟には商店街も存在する。 

もしこの写真を単独で見せられたら東京23区にある商店街だとは想像できないだろう。 

地方の寂れた街のそれと思ったに違いない。

 

文具店を兼ねる駄菓子屋の前に乗り物があった。

 

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「中止します」と書かれたこの年季の入った子供用の遊具には哀愁がただよう。

昭和の頃は子供たちが列をなし、この遊具は商店街一の人気者だったかもしれない。

今は完全に忘れられた存在。  少し寂しい。  でも撤去されればもっと寂しい。

 

この商店街の半数以上はシャッターが下り、今は営業していない模様。

アーケードにはいくつもの看板が掲げてあるが、はたしてこの中に看板の家主がまだ経営するお店はいくつあるのだろうか・・・。

 

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しかしながら営業してるお店もまだまだあり、商店街には「万国旗」や「東京2020」の旗も飾られており、ここが健在である事を顕示している。

 

どっこい、生きている!!  そんな感じに違いない。

 

そんな元気で営業しているお店の一つが『宮﨑商店』である。

台湾総菜を売るお店だ。

 

宮﨑商店

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 「台湾チマキ」や「肉まん」に「角煮」、それに各種弁当などが所狭しと並べられている。

そのどれもが格安で美味そうだった。

 

何人ものお客さんが次から次に訪れて台湾総菜を購入されている。

店頭のテーブルでもイートインが出来るようで、お年寄りが一人座られて注文の商品を待たれているようだった。

恐らくこの商店街の中でもここが最も輝いているお店ではないだろうか。

 

桐ヶ丘団地は昭和の香りが色濃く漂う懐かしい場所だった。

町全体は静かで寂しさを感じるが、その心臓部はまだまだ脈々と動いている。

 

生きているのだ。

 

この団地、全て建て替えるのでなく一部分は昭和遺産として残して欲しい。

特に中央商店街だけはその姿のまま生き残る事を切望する。

そんな事を考えながら桐ヶ丘団地を後にした。 

 

虹の彼方へおじ散歩 ~ ギャンブルは好きですか? (復路)~

餃子の王将 南浦和店』でソロの昼飲みランチを充分満喫した。

今からJR浦和駅を目指して『おじ散歩』の復路に入る。

復路は往路と少しだけコースを変えて歩く事にする。

何か新しい出会いがあるかもしれない。

 

少し大廻をしてみよう。  そうすると・・・・

結構車の通行がある道路に出てしまった。

 

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歩道がほとんどない。

建物と車道に挟まれた僅か数十センチが歩道の様である。

歩くのは危険ではないだろうか?

 

こんな時は道路の右側を歩く?  それとも左側?

私は断然左側である。 

「車は左、人は右」といった標語にもある様に道路交通法上だと人は右側が正しい。

でも、やはりこんな道路では左側を歩きたい。

何故なら狭い道で右側を歩いていると正面から近づいてくる自動車がぶつかるようで怖くてたまらない。

左側を出来るだけ建物側を歩けば、後ろからくる車は私を徐行しながら避けてくれるのだ。 これなら怖くない。 ただし、いつ後ろから車にひかれるかはわからないのだが・・・・・。

 

やはり右側が正しいのだろうか?

 

そんな狭い車道を通り過ぎ、浦和競馬場を横手に見ながら住宅街の道に入った。

もう少し歩けば往路歩いた前地通り商店街にたどりつく。

 

その手前でちょっぴり楽しそうなお店に出くわした。

砂漠の中のオアシス!?  古くレトロな建物が立ち並ぶ中、モノクロームの世界に突然インパクトあるカラフルな飾りつけが現れたのだ。

 

鈴木さんち

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『鈴木さんち』である。

どうやら子供さん相手にお菓子やおもちゃを取り扱う駄菓子屋らしい。

 

スマホで調べてみるとバナナチョコや豆乳などで作る「クレープ」や「チーズケーキ」も販売しており、それが子供から年配の方まで人気だとか・・・。

特にチーズケーキは三温糖と埼玉県杉戸町の『坂斉養鶏場』の特別な卵を使用しているらしく、その美味しさには定評があるようだ。

商品名も店主の鈴木チヅコさんの名前をもじって「チーズこケーキ」としゃれているではないか。

値段も220円と子供でも買える安価な価格である。

 

デザートに「チーズこケーキ」を購入する事にした。

店頭横にテーブルと椅子がちょこんと置いてあり、食べる事も出来るのだが・・・・。

人が結構行き交う狭い通りの片隅なので、そこでいただくのはどうも気が引ける。

年老いたオジサンが一人店頭のテーブルでチーズケーキをいただく姿は絵にならない。

若い女性や子供達ならありなんだろうが。

 

チーズケーキをポケットに入れ浦和駅を目指す。

往路でも利用した前地通り商店街を進んでいく。

ここを抜ければ浦和駅は目の前だ。

 

浦和駅のパルコにたどり着いた。 パルコ前に広場がある。

ベンチがいくつか並んでおり、スマホをいじる人やおしゃべりに夢中の人など各自がそれぞれの時間を楽しんでいる。

 

その中に交じりデザートを楽しむ事にした。

 

「チーズこケーキ」

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チーズケーキは太陽の光を浴びその輝きを増す。

ありきたりな言葉だが「美味しそう」としか言えない・・・・。

 

まずは半分ほどを一口でいく。  美味い!

上品な旨味が口中に拡がる。 しっとりとした生地が柔らかく蕩けるような食感を与えてくれる。 飲み物が必要のないぐらいするりと喉を通る。

どちらかというと大人のお味ではないだろうか・・・。 

パルコの地下のケーキ屋で販売すれば400円ぐらいで販売できそうである。

それぐらい秀逸だと思う。

 

美味しいデザートをいただき本日のランチはこれにて終了。

餃子の王将で点心からメイン料理でお酒を楽しみ、デザートで〆る事ができた。

いわゆるフルコース!?   充分満足させていただいた。

 

おじ散歩も浦和駅到着でゴールである。

この日は約8000歩。  6Km弱の距離だった。

透き通る様な青空の中、楽しく有意義な時を過ごせたことに感謝である。

 

さあ、次回のおじ散歩はどこにしよう。 楽しみだ・・・・・。

 

 

虹の彼方へおじ散歩 ~ ギャンブルは好きですか? (往路)~

この日は晴天。  どこまでも青空が広がる。 気持ちがいい。 

絶好の散歩日和なので『おじ散歩』に出掛けよう。

 

今回のおじ散歩の出発点はJR浦和駅。 さいたま市の入り口にある各種JR線の停車駅となる大きな駅だ。

この駅前に降り立ったのは11時過ぎ。

 

JR浦和駅東口

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この駅は昔に比べて大きく変わった。

2007年にパルコがオープンし、2018年にはアトレが完成。

東西の連絡通路を通じこれらのお店も便利に利用できるようになった。

県庁所在地の顔として申し分のない駅になったのではないだろうか?

 

さあ、散歩を始めよう。

浦和駅東口を背にして歩き始める。

 

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パルコを抜け昔からある地元に根差した商店街を歩いていく。

『前地通り商店会』である。

駅前のスーパーに客をとられ今は少しさびれた感じ。  シャッターが目立つ。

昔は人通りも多く賑わっていたのだろう。 

栄枯盛衰、少し寂しく感じる。

しかし中には有名な鰻屋や食料品スーパーなど今でも人気の店が数多くある。

まだまだ健在の商店街だ。 末永く頑張ってほしい。

 

この前地通り商店街を抜けしばらく歩ていくと大きな施設に突き当たった。

浦和競馬場』である。

 

浦和競馬場

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浦和競馬場の入り口を見るのは初めてである。

もちろん入った事はないし、この日は平日なのでそもそもオープンしていない。

むろん馬券を買う気などさらさらない。

ただ散歩の途中の名所?として寄ってみただけである。

 

ところで皆さんはギャンブルをされるのだろうか?

私は一切しない。

若い頃に「麻雀」、「競馬」、「パチンコ」など一通りはやってはいたのだが、いつのまにかどれもやらなくなった。

 

実はどのギャンブルも儲かったためしがないのだ。 一定期間を〆てみればいつも赤字。

そしてどれもがあまり面白くなく感じ、のめり込む事はなかった。 

要はギャンブルの神様のお目にかなわなかったし、縛才もなかったのだろう・・・。

 

ギャンブルといえるかどうかはわからないが「宝くじ」だけはやっている。

特に「ロト6」と「ジャンボくじ」だけは必ず毎回購入している。

 

例えば「ロト6」は発売時からほぼ20年間欠かしたことがない。

購入するのはいつも同じ数字の組み合わせで一口のみ。

20年ほど続けているが高額当選は1度もない。 やはりギャンブルの神様の思し召しがないのだろう。

昔は毎回窓口でちまちまと買っていたが、最近はWEBで自動購入できるので便利である。

もし高額当選したらグルメ三昧、旅行三昧をするつもりだ。

そうなったらこうしたブログを書く暇もなくなるのだろう。

 

だから、このブログが更新されなくなったら、「ロト6」か「ジャンボ」が当たったか、もしくはこの世からいなくなったものと推察されたし。

恐らくほぼ100%の確率であの世に旅立っての事だと思うのだが・・・・・。

 

そんなたわいもない事を考えながら歩いていると目的地に到着した。

そこは『餃子の王将 南浦和店』。

JR武蔵野線の高架下にあり、JR南浦和駅から歩いて10分程度の所にある。

 

早速店内に入ろう。

 

餃子の王将南浦和

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店内の席は全てアクリル板で仕切られておりコロナ対策も万全。 

安心して食事ができる。

ここに来た目的は「ジャストサイズメニュー」を楽しむため。

ジャストサイズメニューとは料理の量を普通のメニューの1/3~1/2の量に抑えたメニュー。

少人数の来店では食べきれないので何種類ものお料理を頼む事は出来ないが、このジャストサイズメニューなら一人での来店でも数種類のお料理が楽しめる。

ソロ飯には打ってつけのメニューだ。

 

この日はジャストサイズメニューで昼飲みを楽しむ予定。

 

乾杯は「レモンサワー」で・・

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一人宴会は「レモンサワー」で静かにスタートした。

昼のお酒は五臓六腑に染み渡る。

この店で酒を飲んでいるのは私一人である。 背徳の香りを感じ堪らない。

 

肴は数種類の「ジャストサイズメニュー」

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まず最初に頼んだのは「八宝菜」@300。

普通のメニューの三分の一程度のサイズだ。 これなら安心して他のメニューも頼める。

お味は安定の王将のお味。  普通に美味しい。

 

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続いて頼んだのは「カニ玉」@277。 

もちろんジャストサイズメニュー。 この日は全てジャストサイズメニューでいく。

このメニューは「餡だく」で注文した。 餡の量を2倍以上にしてもらったのである。

この餡を利用して他のメニューを楽しむのだ。

 

 

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カニ玉」と同時に頼んだのが「餃子」。

これは「よく焼き」で注文した。 餃子の皮をカリカリに焼いていただいた。

餃子の王将は自分好みに調理が頼めるところがいい。

もちろん当然出来ない事もあるが・・・・・。

 

この餃子は通常のタレで楽しむのもいいが、今回は「カニ玉」の餡をタップリつけていただいた。 そう、「餡だく」の餡は餃子に利用したのだ。

餡の旨味とパリパリの餃子の皮の食感のコンビネーションがたまらない。

お酒も進む。

 

ここからは「ハイボール」にチェンジする。 ただ飲み過ぎには充分注意するつもり。

このランチの後はJR浦和駅を目指し帰路のお散歩をするのでお酒もほどほどにしておく必要があるからだ。

 

帰りの散歩にも見所があるはず。

楽しみにしておこう。

帰路は次回に・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

虹の彼方へおじ散歩 ~ 「花の兄」が咲く季節になりました ~

私の父親は今年92歳。

頭も体もいたって元気だ。 ただ一つを除けば・・・・・。

 

その一つとは・・・・。

足が悪いのである。

 

75歳ぐらいまでは元気で矍鑠としていたのだが、80歳ぐらいから次第に膝の関節が悪くなり、その頃から杖を使うようになった。

膝の状態は徐々に悪くなり、85歳を過ぎたあたりで医者から人工関節にするように勧められた。 しかし、年齢とリハビリの事を考えるとためらいがでて手術には踏み切れなかった。

 

今になって後悔している。 本当に後悔先に立たずである。

 

そんな父親だが、現在は家の壁に手をつきながら歩く事で何とか普通の生活を過ごしている。 ただ徒歩での外出は難しく、外出はもっぱら自転車利用。 自転車なら普通にペダルをこげるそうだ。

 

これはこれで危険なのでやめてほしいのだが・・・・・。

 

そんな父親を見ていると自分も足には気をつけなくてはならないと思う。

だからコロナ禍での巣ごもり生活の中、座りっぱなしの状態が続き足の筋肉が弱くなりそうなので、「一日1万歩」歩く事を心掛けるようにした。

 

この日も気温の上昇する昼前後に駅まで往復の散歩に出掛けた。

距離は往復で約6Km。 色々寄道をしていくと1万歩にはなる。

 

歩く事が目的なので距離を稼ぐようにしないといけないのだが、ついつい性格が出てしまう。 近道を選ぶのだ。 要するにズボラ!?

 

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近道の路地

これが大廻をするのがいやで選んだ住居に付随する私道と思しき路地。

足が自然とそちらに向いてしまう。

 勝手に利用するのは駄目?  もしそうならお詫びします。

 

こんな住宅街の道を10分ほど歩くとサッカー球技場にでる。 ここも外周道路を歩くのが正道なのだが、自然と競技場内を突っ切ってしまう。

 

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サッカー球技場

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球技場内オブジェ

もちろん球技場内は自由に出入りできる。 グランドに入らない限りではあるが・・・。

暖かい日差しが心地よく散歩にはもってこいだ。

球技場内のオブジェも温かく私を迎えてくれる。

 

球技場のサブグラウンドではサッカーを楽しむ人達が・・・・・・。

 

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サッカー場

女子高生だろうか?

若い女性達がサッカー練習の合間を縫って歓談している。 蜜の状態を避けているようにも思える。

私の記憶にある自由気ままに過ごした学生生活を、彼らは、いや彼女らは過ごしているのだろうか?

一日も早く日常に戻り、学生生活を満喫して欲しいと思う。

 

球技場を抜けると後は駅までの一本道。

車が行き交う道路に併設する大きな歩道をひたすら歩んでいく。

風景がどんどん変わる。  廻りに都会感が漂ってくる。

 

ただ、そんな中にも歴史を感じる建物も存在する。

 

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豆腐屋

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煎餅屋

昭和の建物だろうか? それとも大正? 味わいがある。

長年この地で商いを営まれていたのだろう。 きっと地域に根差したお店。

でないとこの時代に生き残れるはずがない。

 

散歩の帰りに寄って商品を購入しようかとも・・・・。

 

この道のゴールは駅に隣接する商店街。

多くの人々が行き交う。

 

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商店街

皆さん忙しそう。

行き交う人はマスク着用率100%。 本当に日本人は律儀だ。

外国の方が見たらどう思うのだろうか?

 

余談だが日本人がマスクを平気でし、欧米の方々がマスクを嫌がるのは生活習慣からだという。

 

それはスマホの絵文字からもわかるそうだ。

 

日本のスマホの絵文字は目の表情が主役。 驚きの表情、怒りの表情、笑いの表情、全て目で表現している。

日本では「目は口ほどに物を言う」という諺もあるぐらい目の表情が意志疎通に関わっている。

目で会話しているといっても過言でないかも・・・。

だから目を隠すのが嫌で、サングラスがあまり流行らない。

逆に口を覆うのは平気なのである。

 

それに対して欧米のスマホの絵文字は口の表情が主役。 全て口の形で表現している。

欧米人にとっては口の表情が意志疎通の道具。 口の表情でその人の意志を読み取るのだ。

従ってマスクをするとその人の考えが読み取りずらい。

で、マスクをするのが嫌なのだそう。

逆にいうと欧米人は目の表情はさほど気にしないので目を隠すのは平気みたいである。

だからサングラスが日常使われている・・・?

 

というような説をテレビの情報番組から仕入れたのだが・・・・・・・・。

真偽は定かではない。

 

そろそろお昼時。

お腹が減ってきた。 ランチにしよう。

 

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磯丸水産

ランチに選んだのは『磯丸水産』。

全国チェーンの海鮮居酒屋である。  ランチは海鮮丼がメインのお店。

 

手の消毒、検温と一連のコロナ対策の流れの後、席に案内された。

席にはアクリル板が施され、対策の万全さに好感が持てる。

 

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いくらサーモンねぎとろ

注文したメニューは「いくらサーモンねぎとろ丼」@880。

お店には申し訳ないが、豪華なメニュー写真と違って丼の上にのってくる刺身は申し訳程度と思っていたのだが・・・・・。

運ばれてきた丼を見て驚き。 メニュー写真通りの豪華さなのだ。 これは嬉しい誤算。

 

早速いただく。

刺身は新鮮そのもの。 ねぎとろもいくらもサーモンもそれぞれの旨味を醸し出してくれる。

美味い。 考えてみれば880円もするのだからこのぐらいのレベルは必須なのかもしれない。

ただ、量が少ない。 これだけでは1万歩を目指す体は持たないかも・・・。

 

別メニューを注文だ。

 

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とろろこんぶうどん

追加注文は「とろろこんぶうどん」。 180円と格安。

 

量は普通のうどんの半分程度だが丼のお供には丁度いいぐらいである。

七味をタップリかけていただく。

これも想像以上の美味さだった。 心地よい誤算が続く。

海鮮丼のお店なのでお味はそれほど期待してなかったのだが、専門店にも負けないぐらい美味い。 本格的なお味である。

 

満足いくランチだった。

安さが売りの海鮮居酒屋で合計1160円というそこそこの値段のするランチなのだからこれぐらいは当然なのかもしれないが・・・・・。

このチェーン店、初めての利用だったがこれからは昼も夜も選択肢の一つになりそうだ。

 

さあ、散歩の続きに出よう。

街中をブラブラする。

 

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玉蔵院

寺院に出くわした。

町の中には必ずお寺や神社がある。 町はお寺や神社とともに発展してきたのだろう。

都会の中にある、喧騒から離れたひっそりと落ち着いた雰囲気が味わえる場所。

心が安らぐ。 いいものだ。

 

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花の兄

お寺の境内には梅の花が咲き始めていた。

もう少しすれば満開になるのだろう。

一年の中で最も早く咲く花が梅の花。 そんな事から梅は「花の兄」とも呼ばれている。

 

今年も季節は移ろっていく。

「花の兄」の後には桜が待っている。 兄からすれば妹ぐらいか・・・? この辺りも一面に桜が咲き乱れ、美しい妹が春の訪れを知らせてくれるはずだ。

 

コロナ禍の中でも確実に時は刻まれていく。

4月からは高齢者を皮切りににコロナワクチンの接種が始まる。

これがゲームチェンジャーになる事を期待したい。

1日も早く日常を取り戻したいのだ。

 

桜の花が満開になる頃に再びここを訪れる事を誓い帰路の散歩を開始した。

目指せ1万歩!!